140字の俳句(日日の事)

半日陰の井戸端に雪ノ下。

鴨足草と書いてユキノシタ、虎耳草と書いてもユキノシタ

と読ませる。何れも形が似ていることからきている様だ。

昔は子供が中耳炎に罹ると、生の葉の絞り汁を飲ませて

治したという。

雪の下を観察した際、葉の裏が赤いのに驚いたことがある。

 鴨足草内に秘めたる意気やよし 

 

追記 葉の形はまるで鴨が水掻きの付いた足でペタペタ歩く様。

   俳句では鴨足草を使うことが多いようだ。

   虎の耳の形にも似ていると言うから、ご先祖様の発想力

   には恐れ入る。

   日当りの悪い所で可憐な小花を咲かせている。