2024-05-10 140字の俳句 桜若葉の並木道にはどこかホッとした空気を感じる。 全力で咲切った後の安堵感だろうか。 目を凝らすと高い所に枯れ枝を集めた鳥の巣。 はみ出しているのはカラスの尾の先らしい、 卵を抱いているのだろう。 カラスも若葉の繁りを待っていたのか。 桜若葉は折からの小雨に洗われている。 葉桜の葉先に膨るひと雫