140字の俳句(日日の事)

朝日の差し込む高架下、小砂利混じりの痩地に

一株のブーゲンビレアが真っ赤な花を咲かせていた。

この花を見ると何故か旧日本軍が南方の戦場を敗走

する姿を思い浮かべてしまう。

きっとかの地にもこの花が咲乱れ、敗走する兵士に儚い

慰めを与えていたのだろうと。

 熱帯の海の碧さやブーゲンビレア

 

追記 ブーゲンビレアの原産地は中南米というから太平洋戦争

   当時アジアの熱帯地域にはどうだったのか、自信はない。

   この花は水と肥料を抑えないと、花を咲かせないそうだ

   見掛けの派手さとは違う処を持っている。