トウネズミモチが盛んに小花を散らしている。
遠目には白くボーっとした印象で、いい臭いを放つ訳でもない。
愛でるはおろか知る人も少ない花である。
小花の集まった房は秋に沢山の暗紫色の実をつける。
この実は甘く、ヒヨドリや目白も好んで食べに来る。
因みにトウネズミモチの漢名は女貞(ジョテイ)という。
女貞散る尾の無い猫の通う道
追記 熟した実がネズミの糞に似ていることからネズミモチと
言うらしい。 上高地のホテルだったと思うが、テレビで
この実を潰してカクテルに仕立てていた映像を見た事が有る。
また、実を潰した絞り汁を煮詰めて作った丸薬は不老長寿の
妙薬として昔から広く知られているそうだ。
今年は丸薬作りに挑戦してみようと思う。