140字の俳句(日日の事)

初夏のころに花を咲かせ、一度刈込まれた街路樹の

海紅豆が、暑い日差しの下で再び葉を繁らせ、花を

つけ始めた。

花は最初の内は小刀の形をしている。まるで懐剣を

携えているように。  鹿児島県の県木になっている。

 南国の凛々しき護り海紅豆 

 

追記 濃い緑の葉と真っ赤な花、碧い空を背景に立つ姿は

   さしづめ南国の美丈夫と言った処である。

   鹿児島県には江戸幕府の厳しい目が注がれていた

   時代もあった。