140字の俳句(日日の事)

ずらり並ぶ夜店は様々な売り物で客を誘う。

屋台ごとの派手な彩色も加はり、ここには独特な

雰囲気が漂っている。

そんな中の一軒の屋台の裏で、二十歳位に見える

お母さんが段ボールを敷いて、乳吞児に乳を

含ませていた。 表の店では若い店主が威勢よく、

焼きそばを切り返していた。

 ややに乳夜店の裏の段ボール

 

追記 この日は鉄鋼団地主催の祭りで、大いに

   賑はった。

   夜店と聞くと古い人間はアセチレンの炎と

   独特な臭いを思い出すが、昭和末期には

   それらの殆どが電球に変わったという。