140字の俳句(日日の事)

十一月の酉の日に開かれる酉の市では飾り物に、おかめ、

大判小判、米俵等をあしらった大きな熊手が威勢よく売られる。

大枚をはたいて手に入れた大熊手を担いでユサユサ歩く鯔背な

漢は絵になる。

 担がれて阿亀(おかめ)空見る熊手かな

 

追記 縁起物の熊手は運をガッチリ掴むことになぞらえて

   鷲の爪をイメージしたものだとされる。

   「運を鷲掴み」「運を掻っ込む」等につながるそうな。