140字の俳句

農園の水汲み場で今年初めて燕をみた。

  

水場の周囲はいつも濡れており,巣作りの泥を採るのに

都合よいのだろう。

次々に泥をくわえては翼を翻してゆく。

 

そうか、故郷へ戻っての初仕事は泥集めだったのだ。

新築?それとも大修理?

 

彼女たちはみんな日本生まれの日本育ち。

 

 初燕戻りて先ずは泥仕事