140字の俳句(日日の事)

ピーカン晴れの昼。 

キラキラ光る一条の糸が目の前を過った。

糸尻には精々3~4ミリの蜘蛛の子がぶら下がっている。

小さな体でも尻から糸を吹き出し、大空を駆け巡るとは‼

金の糸は着地すること無く、

次の風に乗って何処かへ行ってしまった。

 一条の糸に蜘蛛の子風と連れ

 

追記 袋が破れて蜘蛛の子が続々と現れる様子は

   余り気持ちの良いものでは無い。

   しかし、そんな蜘蛛の子が尻から長い糸を出し

   風に乗って大空を翔るとは思わなかった。

   多分種類にもよるのだろうが、庭に飛来した蜘蛛の子

   は薄い黄緑色をしていた。