140字の俳句(日日の事)

関東の今年の梅雨入りは6月21日。

1ヶ月以上は鬱陶しい日が続くが、生き物にとっては大切な時期。

各所で活発な繁殖活動が行われている。

多くの蝶や蛾が羽化し、蛍,カタツムリ、カエル等なども。

一方、しょぼ降る雨の薄暗い樹間には得体の知れない生き物が

蠢いている。

 五月闇魑魅魍魎の羽化しきり

追記 以前この時期に小笠原へ出掛けた事が有る。

   竹芝桟橋を出港するときは晴れていたが、南下してゆく

   定期船の父島丸を梅雨前線が待ち構えていた。

   前線を横切る間の猛烈な船の揺れ、乗客の殆どは

   翌朝の食堂へ出て来なかった。

   ところが、父島に到着して船を降り大地に足を着けた途端、

   今迄の船酔いが霧散してしまったのには驚いた。