楓の若葉は五月の風に絶えず葉を組み替え、
まるでジグソーパズルに興じているみたいだ。
楓の葉を通して見上げる空は細かく分かれ、
それぞれが限りなく碧い。
地上の苔には絶え間なく動き回る木漏日。
「全て世は事も無し」 何処かで読んだ詩の一節を思い出した。
若楓風と戯れジグソーパズル
追記 葉に切れ込みの深い方が楓、浅い方がモミジと呼ぶとか。
しかし実際は明確に区別されている訳でも無いようだ。
この辺りの真偽はよく分からないが、今までカエデもモミジ
も一緒くたにして来たのだから、このままで行こうと思う。