勝手口前の狭い庭に葡萄棚。
家人とみられる老女がしきりに手入れをしている。
葡萄の房の一粒一粒は未だ直径一㎝に満たず、青くて
固いが房の形はもう一人前である。あと二~三ヶ月も
すれば立派な房となり家族の食卓を飾るに違いない。
老女はそれを楽しみにしているのだろう。
良かれかし老いの見上げる青葡萄
追記 ブドウと言えば洋画にもよく登場する。クレオパトラ
が寝そべってブドウを食べるシーン、王様と私のユル
ブリンナーが豪快に口へ放り込むシーンもあった。
話は変わるがブドウは枝に近い方から熟してゆく、
したがって房の先の方は甘みが少ないとか、ブドウの皮を
犬や猫に食べさせると腎臓障害を起こすとか、尤も後者の