140字の俳句(日日の事)

俗にいうネコジャラシ。 昇る朝日を横から受けると、犬の尾

の様な房状の穂は透けて、細かい髭状の部分が黄金色に輝く。

目線を下げると荘厳な光景が現れ、夢の世界へ迷い込んだような

雰囲気を漂わす。

 日を受けて夢に戻るやゑのころ草

 

追記 ネコジャラシは全国の道端や空地、何処にでも生えている。

   生命力の強い雑草だが馬鹿には出来ない。粟の仲間なので

   かつては飢饉時の非常食であり、平時でも米に混ぜて

   炊上げれば食用になる由。