140字の俳句(日日の事)

葉の無い彼岸花も盛りを過ぎた。公園のあちこちに一塊に

なって。

花から下は一本の花茎だけ、足元がスウスウしている姿は

愛らしくもあるが、何処か浮世の儚さを思わせる花。

 足許を吹き抜ける風彼岸花

 

追記 花びらから根っ子の先まで全体に毒を持っている。

   殊に秋から翌年の春まで繁る葉はニラやノビルに

   似ている為、時々中毒事件を起こしている。しかし

   この毒がアルツハイマー病の治療薬になっているそうだ。