140字の俳句(日日の事)

天気は良いが寒さは厳しい。まして冷たい川風は身に堪える。

川面を凝視して身じろぎ一つしない青鷺一羽。

顔付が鋭いだけに凄味すら感じさせる。

結果の知れないチャンスに賭けている。

 背を丸め青鷺寒の岸に立つ

 

追記 以前記憶した詩の一節を思い出した。

   孤舟蓑笠翁 独釣寒江雪  独り寒江の雪に釣るで終る

   名調子、雪を詠んだ詩の傑作とされている。

   無実の罪で流罪となった柳宗元の ”江雪(五言絶句)”

   より。