140字の俳句(日日の事)

 

初夏の川面を眺めながら、何故か若い人へ贈る言葉

考えていた。

先程からボラがしきりに跳ねている。

気持ちよく喜んでいる様子だ。

爽やかな快晴、川の水も何時になく澄んでいる。

何れ大きな決断を迫られる君達にとって、

今日はきっと良い日に違いない。

 水澄みてボラの良く跳ねる日に立つ

 

追記 青年時代は色々悩む事が多かった。

   あの時代をもう一度繰返す気力も体力も無いが、誰しもが

   経験する通過儀礼の様なものだろう。

   後になって振り返ればなぜあんな事で悩んだのか、ほろ苦く

   後悔するのだが、真っ只中の君達にはそれが分からない。