ドロリ垂れ心底嘗める棕櫚の花
菜園で使う笹竹を採っていて、ふと上を見ると分厚い舌を
ダラリ垂らした様な褐色の物体。
周囲に樹木が多く昼でも薄暗い所なので、その不気味さに
余計びっくりした。 よく見ると棕櫚の木だった。
それにしても人を驚かせる花である。
追記 棕櫚の葉で作った蠅叩きは昔使ったように思う。
植木屋さんの必需品,棕櫚縄も馴染み深い。
結構お世話になっているが、花があんな形をしている
とは知らなかった。
黄色に近い褐色の小さな玉状の花が無数に集まり、
大きな牛の舌と云うか、大山椒魚の頭の形と云うか。
何れにしても美しさとは縁遠い花である。