140字の俳句(日日の事)

明るい林に静かに降り続ける落葉。

耳を澄ませば微かな音。

何処となく川合玉堂を思わせる世界がそこにある。

 林間の縦の静寂落葉降る

 

追記 以前、高名な画家のお弟子さんという方に水墨画

   習ったことがある。 その方に伺った話だが、

   玉堂は貧乏な時代が長く、主に提灯の絵付けをして

   生活を支えていた。

   後に文化勲章を受賞する大画家も「ちょうちん屋」と

   呼ばれていた時代が有ったそうだ。

   知る人ぞ知る話かもしれない。